Email-エピクテトス

以前の友人や知人と付き合う時には、彼らのレベルまで自分を下げてしまわないように、特に注意深くなること…

以前の友人や知人と付き合う時には、彼らのレベルまで自分を下げてしまわないように、特に注意深くなること。さもなければ、あなたは自分自身を見失ってしまうことになる。

もし「彼は私をつまらない人間だと思って、以前のように接してくれないにちがいない」という考えに悩まされるのなら、覚えておいてほしい、すべてに代償が伴うことを。自分の行動を変えながら、以前と同じ人間でいることは不可能なのだ。

だから選択するのだ。以前の自分に戻って古い友人たちの愛情を取り戻すか、あるいはかつてよりも良くなった自分を保ち、彼らの愛情を犠牲にするのか。もし後者を選ぶなら、これからはそれを貫くのだ。

迷ってはいけない、なぜなら迷う者は進歩しないからだ。もし進歩することに全力を尽くし、努力に身を捧げる覚悟があるなら、他のすべてを諦めるのだ。さもなければ、あなたの曖昧な気持ちは、進歩を妨げるだけでなく、過去の喜びにすらたどり着けなくさせてしまう。- エピクテトス『語録』

You should be especially careful when associating with one of your former friends or acquaintances not to sink to their level; otherwise you will lose yourself.

If you are troubled by the idea that ‘He’ll think I’m boring and won’t treat me the way he used to,’ remember that everything comes at a price. It isn’t possible to change your behaviour and still be the same person you were before.

So choose: either regain the love of your old friends by reverting to your former self or remain better than you once were and forfeit their affection. And if you choose thelatter, stick to it from here on out.

Don’t give in to second thoughts, because no one who wavers will make progress. And if you are committed to making progress and ready to devote yourself to the effort, then give up everything else. Otherwise your ambivalence will only ensure that you don’t make progress, and you won’t even get to revisit the pleasures of the past. – Discourses of Epictetus

あなたは今、人生の岐路に立っているかもしれません。

古い友人たちとの関係を維持するか、それとも自己成長を選ぶか。エピクテトスは私たちに、この選択が単純ではないことを教えてくれます。

友人たちと過ごす時、あなたは自分が変わったことを感じていませんか?以前の自分に戻ろうとする誘惑を感じていませんか?エピクテトスは警告します。自分を下げて古い関係を維持しようとすれば、あなたは自分自身を見失うかもしれません。「彼らは私をつまらない人間だと思うかもしれない」という不安に駆られるかもしれません。しかし、覚えておいてください。成長には代償が伴うのです。あなたが変われば、周りとの関係も変わります。それは避けられないことなのです。

ここで、エピクテトスは私たちに選択を迫ります。過去の自分に戻って古い友情を守るか、それとも成長した自分を貫いて前に進むか。どちらを選んでも、それには覚悟が必要です。もし成長を選んだなら、迷わず前進してください。エピクテトスは言います。「迷う者は進歩しない」と。成長への道のりは決して楽ではありません。時に孤独を感じるかもしれません。しかし、その道を進むことで、あなたは真の自己を見出すことができるのです。

最後に、エピクテトスは私たちに警告します。中途半端な態度では、進歩も過去の喜びも得られないと。つまり、どちらかを選び、その選択に全力を尽くすことが大切なのです。あなたはどちらを選びますか?過去の自分か、それとも成長する自分か。この選択は簡単ではありませんが、あなたの人生を大きく変える力を持っています。

今回は、いつもよりも長い言葉でしたが、最後まで文字から目が離せなくなってしまったのではないでしょうか。それほどの力を持つ、強い決断を迫る言葉です。このエピクテトスの言葉を胸に、自分自身と向き合い、勇気を持って前に進んでいきましょう。あなたの選択が、より豊かで充実した人生への扉を開くことを願っています。

ジャーナリングで人生を変える〜始める前に知っておくこと

参考文献

エピクテトスとは?

エピクテトスは紀元後50年頃、現在のトルコにあたるヒエラポリスで奴隷として生まれました。生まれながらの身分や、足に障害があるなど過酷な境遇にもかかわらず、彼はストア派哲学の偉大な思想家へと成長しました。彼の教えは、後に皇帝マルクス・アウレリウスに深い影響を与え、『自省録』の中で何度も言及されています。奴隷に生まれ、時の最高権力者の精神的指導者となったエピクテトスの人生は、運命の劇的な逆転を体現しています。彼の教えの記録『人生談義』は、困難な状況にあっても内なる自由を保ち、幸福を追求する方法として、今なお多くの人々に読まれ続けています。

 

エピクテトスは、健康を外的なものとして捉え、完全にコントロールできるものではないと考えました。しかし、健康的な生活習慣を維持することは個人の責任であると教えています。2000年前と違い、私たちに少しだけ有利なことは、今は自分の体質の傾向を詳細に知った上で健康管理ができることです。ストア派の実践は健康管理と両輪です。私もこの検査によって健康意識が一段上がりました。共に、幸せと本当の自由を手に入れるために進んでいきましょう。