Seek not that the things which happen should happen as you wish; but wish the things which happen to be as they are, and you will have a tranquil flow of life. – The Enchiridion of Epictetus
「自分の人生に、起きてほしくなかったことが起きてしまった。しかし、それを認めたくはない…。」
では、現実的に変えることができるのはどちらか?自分の望みか、それとも起きてしまった出来事か?あなたがどちらの答えを選択するかによって、人生における心の平穏が手に入るかどうかが決まる、とエピクテトスは言っています。
さらに彼は、出来事が自分の望む通りに起こることを求めるのではなく、出来事があるがままに起きることを受け入れるように勧めています。
つまり、もともと心構えをしていれば、望まない出来事が起こったとしても、あなたの受けるダメージは最小限で済むのです。
さらに、起きてしまったことについて「こうなるのを望んでいた」と気持ちを切り替えることができれば、望まないことは何も起こらないことになります。
自分の望みに固執して意地を張り、下流へ向けて流れる川を手漕ぎボートで遡るようなことにならないように、「出来事があるがままに」起こっていることを正しく感じ取り、状況を判断できるようになることも必要なのです。
エピクテトスは紀元後50年頃、現在のトルコにあたるヒエラポリスで奴隷として生まれました。生まれながらの身分や、足に障害があるなど過酷な境遇にもかかわらず、彼はストア派哲学の偉大な思想家へと成長しました。彼の教えは、後に皇帝マルクス・アウレリウスに深い影響を与え、『自省録』の中で何度も言及されています。奴隷に生まれ、時の最高権力者の精神的指導者となったエピクテトスの人生は、運命の劇的な逆転を体現しています。彼の教えの記録『人生談義』は、困難な状況にあっても内なる自由を保ち、幸福を追求する方法として、今なお多くの人々に読まれ続けています。
自分の体質の傾向を詳細に知った上で健康管理ができることです。ストア派の実践は健康管理と両輪です。私もこの検査によって健康意識が一段上がりました。共に、幸せと本当の自由を手に入れるために進んでいきましょう。
エピクテトスは、健康を外的なものとして捉え、完全にコントロールできるものではないと考えました。しかし、健康的な生活習慣を維持することは個人の責任であると教えています。2000年前と違い、私たちに少しだけ有利なことは、今は